ハン検2級文法攻略!助詞とセットで覚える!依存名詞の固定表現【はなハン検2級合格までの道のり⑧】

ハン検
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こんにちは!はなです!

「はなハン検2級合格までの道のり」、今回はシリーズ第8弾です!

前回の記事(シリーズ第6弾、第7弾)では、多くの学習者が混乱しやすい合成語や派生語の否定形について、2回に分けて詳しく分析しました。

>>前回の記事はこちら
>>前々回の記事はこちら

否定形の次は、ハン検2級で正確な知識が求められる別の重要な文法項目、「依存名詞(의존명사)」に焦点を当てたいと思います!

「ハングル能力検定試験 2級合格をめざして」の中で、複数の依存名詞について、特定の助詞とのみ一緒に使われると記載されていました。

書籍の記述をヒントに、依存名詞と助詞について、詳しく掘り下げて調べてみることにしました。

依存名詞は、それ単体では使えず、必ず前に来る言葉(連体形など)や、特定の助詞、または動詞とセットで使われるという特徴を持つ名詞です。この「特定の組み合わせ」を間違えると、とても不自然な韓国語になってしまいます。

今回は、ハン検2級レベルでもよく使われる依存名詞と助詞のセット表現を、例文付きでパターン別にまとめてご紹介します!

この記事を読めば、

  • 依存名詞とは何か、その特徴が分かる!
  • ハン検2級でもよく出る依存名詞の固定表現が分かる!
  • 効率的な依存名詞の覚え方が分かる!

依存名詞を「構文ごと」覚えて、より自然な韓国語表現を目指しましょう!

依存名詞(의존명사)とは?その特徴と重要性

依存名詞は、韓国語を学習していると必ず出会う、少し特殊な名詞です。

意味はあるけど単語単体で使えない名詞

「せい」「おかげ」「限り」「まま」など、それだけでは文として成立しない名詞のことを指します。必ず前に何かの言葉がきて、その後に助詞がついて使われます。(例:行く「せい」、あなたの「おかげ」)

助詞や動詞との固定された結びつきが重要

依存名詞の最大の特徴は、特定の助詞と強く結びついていることです。この組み合わせを間違えると、意味が通じなかったり、不自然な表現になったりします。

例えば、日本語の「~のせいで」に当たる表現はいくつかありますが、依存名詞「탓」を使う場合、基本的に助詞「-에」がついて「탓에」となります。「탓이」や「탓을」となると、特定の文脈を除いて不自然になることが多いです。

ハン検2級では、これら依存名詞がどの助詞や動詞とセットで使われるのか、その正確な知識が必要です。

ハン検2級でも出る!依存名詞の固定表現パターン集

ここからは、ハン検2級レベルでも出題される依存名詞とセットで使う助詞との組み合わせを見ていきましょう。意味別にカテゴリ分けしてご紹介します。

原因・理由を表す表現

何かの原因や理由を示すときに使う表現です。

表現意味例文
~のせいで버스를 놓친 지각했어요.
(バスに乗り遅れたせい遅刻しました)
덕분~のおかげで네 도움 덕분 성공할 수 있었어.(君の助けのおかげ成功できた)
바람~したせいで(勢いで)버스를 놓치는 바람 지각했어요.(バスに乗り遅れたせい遅刻しました)
~のせいで아이가 우는  아무 일도 할 수 없었습니다.
(子供が泣くせい何もできませんでした。)

限定・比較を示す表現

何かに限定したり、何かと比較したりするときに使う表現です。

表現意味例文
~しかない철수 없어요.(チョルスしかいません)

状態・様態を示す表現

何かの状態や様子を示すときに使う表現です。

表現意味例文
~したまま옷을 입은 물에 들어갔다.(服を着たまま水に入った)

経験・事実性に関する表現

過去の経験や、何かの事実性を示すときに使う表現です。

表現意味例文
()~してから(期間)한국에 온 3년 됐어요.(韓国に来てから3年経ちました)
※強調したい場合など

可能性・能力を表す表現

何かが可能かどうか、能力があるかどうかを示すときに使う表現です。

表現意味例文
() 있다 / 없다~できる/できない한국어를 읽을 있어요.(韓国語を読むことできます)
※少し強調
() 알다 / 모르다~のやり方を知る/知らない김치를 만들 몰라요.(キムチの作り方知りません)
※「やり方」を目的語として少し強調する

推量・道理・当然性の表現

何かを推量したり、道理から考えて当然のことを述べたりするときに使う表現です。

表現意味例文
) 없다 / 있다~はずがない/ある그럴 없어!(そんなはずない!)

手段・媒体・機会を示す表現

何かの手段やきっかけ、あるいは何かをする機会を示すときに使う表現です。

表現意味例文
~のついでに시장에 가는 과일도 사 와.(市場に行くついで果物も買ってきて)

時間や順序を示す表現

何かをするまでにかかった時間や、何かをした後の順序を示すときに使う表現です。

表現意味例文
~ぶりに한 달 돌아왔다.(1ヶ月ぶり戻ってきた)
~の末に수술 건강을 되찾았다.(手術の健康を取り戻した)

依存名詞は「構文ごと」覚えるのがコツ!学習アドバイス

依存名詞は、このように特定の助詞とのセット(構文)で覚えることが何より重要です。単体で覚えても、どのように使えば自然なのかが分かりません。

効率的な覚え方:

  1. 「밖에」「-ㄹ 수 있다」「-는 김에」など、ひとかたまりで音読して覚える。まずはセットの形で、耳と口に馴染ませます。
  2. 例文で感覚をつかむ。どのような文脈で使われているのかを例文で確認します。可能であれば、例文ごと暗記するのが効果的です。
  3. 作文や会話練習に取り入れて定着させる!実際に自分で使ってみることで、知識が定着し、より自然に使えるようになります。ハン検対策問題集の作文問題などで意識的に使ってみましょう。

まとめ:依存名詞をマスターして自然な韓国語へ!

今回は、ハン検2級の重要な文法項目である依存名詞に焦点を当て、よく使われる固定表現をたくさんご紹介しました。

依存名詞は、それ単体では使えず、特定の助詞や動詞とのセットで初めて自然な表現となる、少し特殊な言葉です。だからこそ、「構文ごと」覚えることが何より重要です。

今回ご紹介したリストを参考に、ぜひ依存名詞の固定表現をマスターして、ハン検2級合格、そしてより自然な韓国語運用能力を目指してください!

「はなハン検2級合格までの道のり」、次回もハン検2級合格に向けた学習記録や分析をお届けします。お楽しみに!

次回の記事はこちら

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