こんにちは!はなです!
「はなハン検2級合格までの道のり」、今回はシリーズ第5弾です!
これまで、第1弾~第3弾では、ハン検2級の全体像、聞き取り問題、筆記問題の出題傾向と対策について分析してきました。試験のことが少しずつ分かってきたところで、前回の記事では様々な参考書や学習ツールをリストアップしました。
いよいよ具体的な学習に向けて、実際に使用する教材を決めました。ハン検2級用の教材があまりにも少ないので、それぞれの特徴を比較検討し、自分に合いそうにないと感じながらも、本当に悩んで選びました…!
この記事では、
- 私がハン検2級合格のために使用することに決めた教材
- それぞれの教材を選んだ理由
- 特に悩んだ単語集の比較分析
について、詳しくお話ししたいと思います。
はな選択!教材リスト
私がハン検2級合格という目標を達成するために、これからメインで使用していくことに決めた教材はこちらです!
- 『ハングル能力検定試験 2級合格をめざして』(白帝社)
- 『hanaの韓国語単語〈上級編〉ハン検1・2級レベル』(HANA/インプレス)
- ハン検学習ツール(ハングル能力検定協会 公式オンラインサービス)
- 「実用韓国語 慣用句・ことわざ辞典」(ベレ出版)
- (辞書的に使用) 『実用韓国語文法【上級】』(ベレ出版)
これらの教材を組み合わせて、ハン検2級に必要な語彙、文法、読解、聞き取り、そしてハン検独特の翻訳問題などを対策していこうと考えています。
はなの教材選定理由
たくさんの教材の中から、なぜこれらの教材を選んだのか、それぞれの選定理由をお話しします。
ハングル能力検定試験 2級合格をめざして
- 選んだ理由: 前回の記事でも紹介しましたが、ハン検2級対策の総合問題集は、『ハングル能力検定試験 2級合格をめざして』しかありません。文法、語彙、表現、読解、翻訳・書き取りなど、2級で問われるすべての分野をまとめて学習できる唯一の対策問題集だからです。まずはこの一冊で、2級で問われる知識全体を把握し、自分の得意・苦手を洗い出すのに活用したいと思いました。
- 迷った理由:正直なところ、構成等々が私好みではありません。また、試験実施要項や一部の問題形式には完全に対応していない部分が気になります。
- 活用計画: まずはこの本で文法や表現の解説をしっかり読み込み、基本的な知識の定着を目指します。付いている模擬試験も活用して、実力診断をしてみるつもりです。

とても一人で完走できる自信がないので、『ハングル能力検定試験 2級合格をめざして』に掲載されている項目について調べて、このサイトで共有していきます!(宣言することで、サボらず続けていきたいです!)
hanaの韓国語単語〈上級編〉ハン検1・2級レベル
- 選んだ理由:ハン検2級は、普段の韓国語ドラマやエンタメでは聞きなれない単語もたくさん出てくるため、語彙対策は必須です。『hanaの韓国語単語〈上級編〉ハン検1・2級レベル』は、豊富な例文と音声ファイルが付いています。例文を通して単語がどのような文脈で使われるのかを具体的に学べ、より実践的な語彙力が身につくと考えました。
- 迷った理由:単語帳は、ハン検2級の参考書の中で唯一の選択できる部分といえます。次の章で詳細な述べます。
- 活用計画: 1日ごとにノルマが設定されていますので、毎日1日分、例文も含めて、リスニングシャドーイング、オーバーラッピングをして単語を覚えていきます。
実用韓国語 慣用句・ことわざ辞典
- 選んだ理由:この本はハン検2級専用ではありませんが、1000個の慣用句やことわざが収録されており、例文も充実している点が魅力的でした。『hanaの韓国語単語〈上級編〉ハン検1・2級レベル』は、語彙は載っていますが、慣用句・ことわざはありませんので、この本で覚えたいと思います。
- 迷った理由:ハン検対策にも使えると紹介されていますが、2級対策とは書かれていません。ただ、例文のない合格トウミを勉強していくのは大変なので、使用しながら2級対策に使えるのか確認していきたいと思います。
- 活用計画: 56のテーマに分かれて、収録されているため、テーマごとに覚えていきたいと思います。
ハン検学習ツール
- 選んだ理由: やはり実践練習に勝る学習はありませんので、過去問を網羅的に学習できる「ハン検学習ツール」を効果的に活用したいと思いました。書籍の過去問もよいですが、繰り返し勉強すると出題順などを覚えてしましますので、ランダムに出題されるオンラインコンテンツを活用しようと思います。
- 迷った理由:紙のメリットは書き込みができるところだと思います。読解などで書き込みをしたくなると思います。ただ、私は普段iPadで学習しており、紙書籍もすべて電子化するため、このツールのほうが便利だと思いました。
- 活用計画:はじめは、問題別学習を集中的に繰り返し学習します。基礎力を身に着けた後、分野別学習、模擬試験に取り組みます。
実用韓国語文法【上級】
- 選んだ理由:ハン検学習ツールや他の教材で、文法的に分からない点や理解が不十分な点が出てきた時、この参考書を文法辞典のように使用しようと思います。私は、この本の講座を受けたことがあり、一通り学習しているため、疑問点を解決するのに役立つと考えました。
- 迷った理由:教材を迷ったというよりは、使い方を迷いました。一通り学習したとはいえ、まだ完全に身についたとは言えない状態です。一から順に進めたほうがいいかもとも思っています。
- 活用計画: ハン検学習ツールの問題別学習で、文法問題を含む様々な問題を解いてみます。
徹底比較!悩んだ末に選んだ単語集
前回の記事でリストアップした単語集は、3つあります。
- 『ハングル」検定公式ガイド 合格トウミ改訂版 合格レベルと語彙リスト 上級編』
- 『hanaの韓国語単語〈上級編〉ハン検1・2級レベル』
- 『キクタン韓国語【上級編】』
この中から、最終的に『hanaの韓国語単語』をメインに使うことに決めましたので、その理由を説明します。
例文・音声ファイル
まず候補に挙がるのが、公式単語集の『合格トウミ』です。合格トウミに載っている単語を完璧にすれば、ハン検2級合格は間違いないでしょう。
ただ、私には例文がないというのが引っ掛かりました。音声ペン対応書籍ですが、私はiPadで勉強しているため、PDF化しており、音声ペンも持っていません。音声ペンも今後販売がなくなるとのことです。
単語単体だけではなく、例文が載っていて音声ファイルのある『hanaの韓国語単語』『キクタン韓国語』のほうが、実際の使い方やニュアンスが掴みやすく、私にあっていると思いました。
単語数
『hanaの韓国語単語』『キクタン韓国語』の大きな違いは、収録されている単語数だと思います。
トウミ | hana | キクタン | |
例文 | × | 〇 | 〇 |
音声ファイル | △(音声ペン) | 〇 | 〇 |
収録単語数 | 記載なし | 5,000 | 1,120 |
『合格トウミ』『hanaの韓国語単語』は1、2級に対応し、『キクタン韓国語』は2級に対応しているため、収録単語に差があるのかと思いましたが、出題基準の記載をみるとそうではないようです。
合格トウミに記載されている「2級の語彙に関する出題基準」は、
上級で追加される語彙を含む約11,340語の語彙は、使用語彙(産出語彙)の目安(12,000語程度が見込まれる)である。リストの11,340語を含め、おおむね15,000~16,000語程度の理解語彙を持っている必要がある。
リスト外の語の使用許容範囲は試験問題全体の5%程度を目安とする。
「1級の語彙に関する出題基準」は、
1級の試験で用いられる語彙は制限なし。理解語彙として使用頻度の高いものは、上級「語彙」リストから40%~50%程度出題され得る。
つまり、初級・中級・上級の語彙リストで2級の95%の語彙は分かり、上級リストに1級用の語彙はないということです。
『hanaの韓国語単語』の紹介文に、「ハン検上級の出題範囲に指定されている単語を取り上げた」と書かれていますので、上級リストに載っていない単語は掲載されていないでしょう。2級の勉強に適した単語帳と言えます。
『キクタン韓国語』は単語を絞って、出題率の高い単語を集めた単語帳と言えます。最大の特徴は「聞く」ことに特化している点です。CD音声を活用して、独特のリズムであるチャンツに乗せて単語を覚えるのはとても良さそうでした。
私は、できるだけ網羅的に学習するため、収録単語数の多い『hanaの韓国語単語』を選びました。

『合格トウミ 上級編』に乗っている語彙数は?
6,000ぐらいかな?
これらの教材を使った今後の学習計画
今回決定した教材を使って、これから具体的な学習を進めていきます。大まかな流れはこのように考えています。
- 学習初期: まずは『ハングル能力検定試験2級合格をめざして』と ハン検学習ツール の問題別学習で、総合的な知識を身に着けます。同時に『hanaの韓国語単語』『実用韓国語 慣用句・ことわざ辞典』で毎日語彙学習を行います。
- 学習中期: 過去問やハン検学習ツールの問題を解きながら、分からなかった単語と文法、そして慣用句やことわざを『hanaの韓国語単語』や『実用韓国語 慣用句・ことわざ辞典』、『実用韓国語文法【上級】』で調べて覚えることを繰り返します。ハン検学習ツールの分野別・問題別学習で苦手な部分を集中的に練習します。
- 試験直前期: 過去問やハン検学習ツールの模擬試験を中心に、時間を測って実践練習を行います。間違えた問題の見直しと、忘れやすい単語と文法、慣用句などを最終確認します。
この計画はあくまで初めの段階であり、実際に学習を進める中で状況に合わせて柔軟に変更していくつもりです。
まとめ:相棒と共に合格へ!
市販の単語集や参考書、そしてオンラインの学習ツールまで、様々なツールを組み合わせて最も効率的だと思える方法を考えてみました。
これからこれらの「相棒」たちと共に、ハン検2級合格に向けた道を歩んでいきます。
皆さんも、もし今後ハン検2級に挑戦される際は、今回の記事を参考に、ご自身に最適な教材を見つけてみてください。
一緒に合格目指して、열심히 공부해 봅시다! 화이팅!
