こんにちは!はなです!
「はなハン検2級合格までの道のり」、今回はシリーズ第4弾!
第1弾でハン検2級の全体像を、第2弾で聞き取り問題、第3弾で筆記問題の出題傾向と対策を分析してきました。
試験の全体像や問題傾向が分かってきたところで、いよいよ具体的な学習に入りたいところですが、その前に必要なのが「学習ツール」、つまり参考書選びです!
世の中にはたくさんの韓国語教材がありますが、「ハン検2級合格」という目標に特化した、効率的な学習ができる参考書はどれなのでしょうか?
私自身も、いざ探してみるとハン検2級用となっている参考書の少なさに驚きました。準2級まではあった参考書のシリーズが2級からなくなっていて、ハン検2級を目指す人が少ないことがわかります。そこで、今回は私が調べた参考書をリストアップし、それぞれの特徴をまとめてみました。
この記事を読めば、
- ハン検2級対策の参考書が分かる!
- それぞれの参考書の特徴や、どのような学習に向いているかが分かる!
- 自分に合った参考書選びのヒントが得られる!
ぜひ参考にして、一緒に合格を目指しましょう!
ハン検2級 参考書選びの重要性
「傾向と対策」が重要だと前回の記事でもお話ししましたが、その対策を具体的に進めるためには、質の高い学習ツールが不可欠です。
特に、ハン検のように試験の出題基準が明確な試験では、その基準に合わせて作られた教材を使用することが、合格への近道になります。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれば、どんな戦いでも勝つことができる。
ハン検2級 対策参考書リスト
私が調べたハン検2級対策の参考書をご紹介します。まずは公式教材から見ていきましょう。
公式教材
ハングル能力検定協会が発行、または関連して出版している教材です。試験の出題基準や形式に最も合致しているため、必ず持っておきたい必須アイテムです。
- 『ハングル能力検定試験 過去問題集』
- 出版社: ハングル能力検定協会
- 特徴: まさに「敵を知る」ための教材です。毎年、その前年に実施された春季試験、秋季試験の試験問題2回分が収録されています。出題傾向、問題形式、難易度を正確に把握するためには必要不可欠な存在です。
- コメント: これを解かずしてハン検2級合格はあり得ない!というくらい重要な教材です。解いて終わりではなく、徹底的に復習することが大切ですね。
- 『「ハングル」検定公式ガイド 合格トウミ改訂版 合格レベルと語彙リスト 上級編』
- 出版社: ハングル能力検定協会
- 特徴: ハン検の公式単語集であり、主に1級・2級レベルの語彙を網羅しています。試験でよく出題される語彙、慣用句などが掲載されており、語彙力強化の強い味方です。
- コメント: 語彙はすべてのパートの基本となる部分なので、この単語集でしっかり語彙力を固める必要がありますね。ただ、例文がないので、使用方法などがわかりにくいのが難点です。
市販教材
書店などで購入できる参考書です。公式教材と組み合わせることで、学習の幅を広げられます。
- 『ハングル能力検定試験 2級合格をめざして』
- 出版社: 白帝社
- 特徴: ハン検2級対策の総合問題集としては、この一冊が代表的です。協会の出題基準を参考にして作成され、文法、語彙、表現、読解、翻訳・作文・書き取りなど、2級範囲のすべてのパートをカバーしています。練習問題も豊富で、2回分の模擬試験(筆記/聞き取り・書き取り)も付いています。CDも付いているので、聞き取りや書き取り練習に活用できます。
- 注意点: 2008年9月出版と少し古く、2018年春季第50回検定試験からの試験実施要項や一部の問題形式には完全に対応していない部分があります。しかしながら、2級レベルそのものや合格ラインに大きな変更はないため、基本的な学習や練習問題を解くのには十分活用できます。
- コメント: 少し古いのが気になりますが、2級の全体的な学習や網羅的な練習をするのには総合的に対策できる貴重な一冊です。
- 『hanaの韓国語単語〈上級編〉ハン検1・2級レベル』
- 出版社: HANA(インプレス)
- 特徴: ハン検出題範囲に対応した例文付き単語集です。1級・2級レベルの単語が収録されており、試験対策に役立つのはもちろん、実践的な「すぐに使える」単語力も養えるように作られています。
- コメント: 例文付きなのは嬉しいですね!単語単体で覚えるのではなく、どのように使うかを一緒に覚えられるのが良いですね。
- 『キクタン韓国語【上級編】』
- 出版社: アルク
- 特徴: 「聞く」ことに特化した単語集シリーズのハン検上級編です。ハン検出題基準に準拠し、公式単語集と過去問を分析して、頻出する単語・表現をピックアップし、今までなかった「上級レベル」の単語集と位置づけられています。CD音声が付いており、耳から単語を覚えるのに効果的です。
- コメント: 聞き取りながら覚えるのは、耳慣れにも良さそうです。出題基準や過去問分析に基づいているのが安心ですね。
ハン検協会公式「ハン検学習ツール」
これまで紙媒体の参考書について見てきましたが、ハングル能力検定協会は、実際の過去問を利用した便利な「ハン検学習ツール」をオンラインで提供しています。これもハン検2級合格に向けた、とても有効なツールと言えます。
ハン検学習ツールの概要
この学習ツールは、実際の試験に出題された過去問題を利用して学習できるオンラインサービスです。
- 問題は毎回ランダムで出題されます。
- 解答に制限時間はなく、自分のペースで学習を進められます。
- 特に聞き取り問題は、音声を繰り返し再生してじっくり学習することができます。
- 学習後には正答の確認はもちろん、本文と選択肢の日本語訳も確認できるので、理解を深めるのに役立ちます。
学習モードの紹介
ハン検学習ツールには、自分の目的に合わせて選べる3つの学習モードがあります。試験対策を含めたレベルアップにつながる学びを進めることができます。
- 模擬試験形式での学習
- 実際の試験で出題された過去問題を利用し、本番試験と同じ問題数の聞き取り、筆記の模擬試験を受けることができます。
- 最大5回分の受験履歴が保存されるので、模擬試験の採点結果を見返して自分の成長や弱点を確認できます。
- 「一覧」ボタンで全ての問題番号が表示され、選択した問題にすぐに移動できます。
- 「しおり」機能を使えば、見返したい問題にチェックを入れておき、後から簡単にアクセスできます。
- 分野別学習(聞き取り、筆記別学習)
- 聞き取り試験と筆記試験に分けて、それぞれ最大10問ずつ学習できます。
- 移動中や休憩時間など、スキマ時間を活用して学習するのに最適です。
- 問題別学習
- 本番試験の問題番号別に学習することができます。
- 購入した級において、聞き取り試験の問題1や筆記試験の問題2など、苦手な問題タイプだけを繰り返し学習することができます。最大10問ずつ出題されます。
活用のメリット
ハン検学習ツールを活用する大きなメリットは、以下の点です。
- 過去問を手軽に繰り返し練習できる: 紙の過去問を何度も解くのは大変ですが、オンラインなら手軽に繰り返し練習できます。
- 聞き取り練習に最適: 音声の繰り返し再生や日本語訳の確認が容易で、聞き取りの弱点克服に役立ちます。
- 自分のペースで、柔軟な学習が可能: 制限時間がないためじっくり考えたり、分野別・問題別学習で特定のスキルに集中したりと、自分のペースで柔軟に学習できます。
- スキマ時間を有効活用できる: スマホやタブレットがあれば、場所を選ばずに学習を進められます。
このハン検学習ツールは、紙の参考書と組み合わせることで、より多角的に、効率的にハン検2級対策を進めることができる、非常に便利なツールと言えるでしょう。
まとめ:最適な教材で合格への道を着実に!
今回は、私が調べたハン検2級合格に向けたおすすめの参考書と、オンライン学習ツールをリストアップしてみました。
過去問題集 は何より重要な教材です。そして 公式単語集 で語彙の土台を作り、対策問題集や市販の単語集、文法書などで苦手を克服したり、応用力を養ったりするのが効果的なようです。さらに、ハン検学習ツール を活用すれば、過去問の繰り返し学習や弱点対策をより手軽に行うことができます。
私もこれからこれらの参考書と学習ツールを活用して、本格的にハン検2級合格を目指して勉強を始めたいと思います。
次回は、これらの参考書と学習ツールをどう活用するか、私が用意した参考書も交えてお届けできたらと思っています。
皆さんも、ぜひ今回のリストを参考に、ご自身に最適なハン検2級対策の教材を見つけて、合格に向けた第一歩を一緒に踏み出しましょう!
열심히 공부해 봅시다! 화이팅!
