ハン検2級文法攻略!公的文書に必須!特定の形だけで使われる漢字語+하다動詞10選【はなハン検2級合格までの道のり⑭】

ハン検
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こんにちは!はなです!

「はなハン検2級合格までの道のり」、今回はシリーズ第14弾です!

前回までの記事では、多くの学習者が間違えやすい合成語や派生語の否定形、そして助詞とセットで使われる名詞など、ハン検2級で重要となる文法項目を分析してきました。

>>前回の記事はこちら

今回は、韓国語の単語、特に漢字語+하다動詞の中には、日常会話でよく使う「~다/~어요」形ではほとんど使われず、決まった特定の形だけで公的文書や学術文で使用されるものが多く存在します。「ハングル能力検定試験 2級合格をめざして」の中にも記載があります。

この記事では、そんな特定の形だけで使われる代表的な漢字語+하다動詞に焦点を当てて、なぜそのような使用法になるのか、どのような形で使われるのかを詳しく解説していきます。ハン検2級では、これらの単語が正しい形で使われているかを理解する力が求められます。

なぜ特定の形だけで使われるのか?漢字語+하다動詞の特徴

今回見る漢字語+하다動詞は、日常的な会話ではあまり聞かず、特定の場面でしか使われません。その特徴を見ていきましょう。

  • 公的・学術文書によく出る:これらの動詞は、ビジネス文書、学術論文、法律文など、形式が重要視される文章で多用されます。日常会話向きではない単語が多いです。
  • 使用法が定型化している:「~する」という原形(사전형/현재형)や、日常会話の「~어요」形はほとんど使われず、決まった特定の形だけで使われるという特徴があります。主に後述する「에 + 連体形」や「에 + 副詞形」の形で定着しています。
  • 意味が明確になる:これらの動詞は、特定の前置詞的な要素(에など)と結びつくことで、「~について」「~に基づいて」「~に備えて」など、文の対象や根拠をはっきりと示す役割を果たします。

使い方パターン:「에 + 連体形」「에 + 副詞形」

今回見る漢字語+하다動詞は、主に以下の2つの形で使われます。どちらも、対象を示す「에」(~に)と共に使用されます。

使用法役割後ろに続く主な品詞
에 + 連体形名詞を修飾する(~的な)名詞환경에 관한 보고(環境に関する報告)
에 + 副詞形動詞や形容詞を修飾する(~的に)動詞、形容詞환경에 관하여 논의하다(環境について議論する)

※特定の形(에 + 連体形または 에 + 副詞形)以外の活用(~다、~어요形など)は、ほとんど見られません。

特定の形だけで使われる漢字語+하다動詞10選と使い方

ハン検2級の読解問題や聞き取り問題でもよく出会う、特定の形だけで使われる代表的な漢字語+하다動詞を10個ピックアップしてご紹介します。それぞれの意味と、「에 + 連体形」「에 + 副詞形」の形、そして例文を見ていきましょう。

動詞
(意味)
에 + 連体形
에 + 副詞形
例文(에 + 連体形)
例文(에 + 副詞形)
관하다
(~に関して/~について)
에 관한
에 관하여
한국 현대사에 관한 논문을 발표했다.(韓国現代史に関した論文を発表した。)
한국 현대사에 관하여 발표회를 열었다.(韓国現代史について発表会を開いた。)
의하다
(~によって/~に基づいて)
에 의한
에 의하여
통계자료에 의한 분석결과를 제시한다.(統計データによる分析結果を提示する。)
통계자료에 의하여 보고서를 작성한다.(統計資料によって報告書を作成する。)
입각하다
(~に立脚して/~に基づいて)
에 입각한
에 입각하여
국제법에 입각한 결정을 내려야 한다.(国際法に立脚した決定を下さなければならない。)
국제법에 입각하여 정책을 수립했다.(国際法に立脚して政策を樹立した。)
근거하다
(~を根拠として)
에 근거한
에 근거하여
기존의 연구에 근거한 실험설계를 도입했다.(既存の研究に基づく実験設計を導入した。)
기존의 연구에 근거하여 데이터를 재분석했다.(既存の研究に基づいてデータを再分析した。)
기초하다
(~を基礎として)
에 기초한
에 기초하여
실험결과에 기초한 결론을 내렸다.(実験結果に基づく結論を下した。)
실험결과에 기초하여 보고서를 작성한다.(実験結果に基づいて報告書を作成する。)
해당하다
(~に該当する)
에 해당하는
에 해당하여
조건에 해당하는 지원자들을 선발했다.(条件に該当する志願者たちを選抜した。)
문의 내용에 해당하여 답변드리겠습니다.(お問い合わせの内容に対応してお返事させていただきます。)
대비하다
(~に備える/~と対比する)
에 대비하는
에 대비하여
미래에 대비하는 계획을 세워야 한다.(未来に備える計画を立てなければならない。)
기존 결과와 대비하여 차이점을 분석했다.(既存結果と対比して違いを分析した。)
일치하다
(~に合致する)
에 일치하는
에 일치하여
문서에 일치하는 사실관계를 확인했다.(文書に合致する事実関係を確認した。)
기준에 일치하여 제품을 생산한다.(基準に合わせて製品を生産する。)
준거하다
(~を準拠する)
에 준거한
에 준거하여
관련 법규에 준거한 절차를 따랐다.(関連法規に準拠した手順に従った。)
규정에 준거하여 업무를 처리한다.(規定に準拠して業務を処理する。)
고려하다
(~を考慮に入れる)
에 고려한
에 고려하여
여러 요소들을 고려한 결정이었다.(いくつかの要素を考慮した決定でした。)
고객의 의견을 고려하여 서비스를 개선했다.(お客様の意見を考慮してサービスを改善しました。)

覚え方・活用のコツ

これらの特定の形でしか使われない漢字語+하다動詞をマスターするためのコツは、やはり形をセットで覚えることです。

  1. 「에 + 連体形」と「에 + 副詞形」の2つの形をセットで丸ごと覚える。
    例:관하다→에 관한(~に関した)/에 관하여(~について)
    例:입각하다→에 입각한(~に立脚した)/에 입각하여(~に立脚して)
  2. 動詞の語幹を意識する。例:관-、의-、입각-、근거-、기초-…など、語幹の部分とその後に付く形(-한/-는/-을/-은/-은/-는/-은/-은 /-한 /-하여 など)をセットで覚えます。
  3. 公的文書や学術文書でよく見るフレーズとして、例文を丸暗記する。実際の文脈で覚えるのが最も効果的です。メールの署名や契約書のサンプルなどで例文を探してみましょう。

まとめ:公的文書に強い「特定の形」マスターを目指そう!

今回は、ハン検2級合格に向けて、公的文書や学術文書で頻繁に使用される、特定の形(主に 에 + 連体形、 에 + 副詞形)だけで使われる漢字語+하다動詞について詳しく見てきました。

これらの動詞は、日常会話の形ではほとんど使われず、「에 + 動詞語幹 + 決まった形」で定着しています。

ビジネス文書やレポート、学術論文で頻出するため、形を間違えないように今回の10選をぜひセットでマスターしてください!この知識は、ハン検2級の読解・聞き取り問題の理解に加え、作文や公的文書作成の際にも大変役立ちます。

「はなハン検2級合格までの道のり」、次回もハン検2級合格に向けた学習記録や分析をお届けします。お楽しみに!

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