ハン検2級徹底分析!受験日、申込方法、難易度、出題傾向まとめ【はなハン検2級合格までの道のり①】

ハン検
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こんにちは!はなです!

TOPIK6級に合格された皆さんの中には、次のステップとして「ハングル能力検定試験(通称:ハン検)2級合格」を目指している方も多いのではないでしょうか。

実は私も、ずっとハン検2級に挑戦したいと思いながら、なかなか本格的に取り組めずにいました。そこで、そろそろ重い腰を上げて、このブログで私の学習記録を共有することにしました!

シリーズ第1弾となるこの記事では、試験勉強を始める前に最も大切だと考える「敵を知る」ことから始めます。ハン検2級がどのような試験なのか、徹底的に分析した結果をまとめました

私が試験勉強をする時に一番大切だと考えているのが、「傾向と対策」です。これは大学受験、資格試験など、どの試験でも大切だと考えています。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれば、どんな戦いでも勝つことができる。

この記事が、皆さんのハン検2級への挑戦の第一歩となれば嬉しいです!

ハングル検定2級とは?そのレベルと概要

ハングル能力検定試験は、日本語を母語とする学習者向けに作られた、実践的な韓国語能力を測る検定です。1級から5級まであり、数字が小さくなるほどレベルが高くなります。

その中で2級は、ハン検のレベル分類では「上級」に位置づけられており「幅広い場面で使われる韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できるレベル」とされています。

ハングル能力検定協会公式サイトによると、2級のレベルは具体的に次のように記載されています。

≪2級≫

  • 幅広い場面で使われる韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる。
  • 相手に対して失礼のないように表現を選び、適切にコミュニケーションを図ることができる。また、用件的に複雑な依頼や謝罪、批判などに関しても、適切に表現を選択し目的を果たすことができる。
  • 単語や言い回し、イントネーションなどの選択に現れる話し手の感情(ニュアンス)もほぼ理解することができる。
  • 公式な場面と非公式な場面の区別に即して適切な表現の選択が可能である。
  • 幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論などを読んで内容を理解することができる。また、取り扱い説明書や契約書、請求書や見積書、広告やパンフレットなど実用的な文を読んで、その意味を具体的に把握することができる。
  • 連語、慣用句、慣用表現はもちろん、ことわざや頻度の高い四字熟語についても理解し、使用できる。
  • 南北の言葉の違いなども多少理解することができる。

つまり、日常会話は問題なくこなし、社会生活で必要なコミュニケーションや、新聞・ニュースなどの文章も理解・要約できる、かなり実践的で高度な運用能力が求められるレベルと言えますね。

はな
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公式サイトのレベル説明を見ると、かなり幅広い能力が求められるのが分かりますね。TOPIK6級合格者でも難しいと言われる理由も納得です。これは、かなり気合を入れて頑張る必要があります…!

ハン検2級 試験日程と時間割

試験日

ハングル能力検定試験は、年に2回実施されます。

春季秋季
6月 第1日曜日11月 第2日曜日

※ 具体的な日程は、回によって変更される可能性があります。必ずハングル能力検定協会公式サイトで最新情報をご確認ください。

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私は、第64回2025年11月9日(日)の試験合格を目指して頑張ります!

試験時間割

2級の試験は、通常午前中に実施されます。時間割は以下の通りです。

 聞きとり試験筆記試験
【午前】
集合時間
10:10
(入室9:45~)
2級10:30~11:0011:00~12:20
3級10:30~11:0011:00~12:00
5級10:30~11:0011:00~12:00
【午後】
集合時間
1:40
(入室1:15~)
1級
(1次試験)
2:00~2:30
(聞きとり・書きとり)
2:30~3:50
準2級2:00~2:302:30~3:30
4級2:00~2:302:30~3:30

※上記は一般的な時間割です。回によって多少前後する可能性がありますので、必ず受験票で確認してください。

はな
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2級は午前中!
20分前には説明が開始されるから10:10には着いていないと!

ハン検2級 申込方法と検定料

試験を受けるためには、期間内に忘れずに申し込む必要があります。

申込期間

一般的に、申込期間は試験日の約2~3ヶ月前から始まり、約1ヶ月程度です。期間をしっかり把握することが重要です。

申込期間は回によって変更される可能性があります。必ずハングル能力検定協会公式サイトで最新の「試験要項」を確認してください。

はな
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私の受験する第64回の受付期間は、
オンライン受付:2025年8月8日(金)~2025年10月5日(日)
郵送願書受付:2025年8月22日(金)~2025年10月1日(水)
となっていました。私は手軽なオンラインで申し込みます!

主な申込方法

ハングル検定の一般的な申込方法は、以下の2つです。

  1. インターネット申込
    • ハングル能力検定協会の公式サイトにある申込フォームから、必要事項を入力して申し込みます。
    • メリット: 24時間いつでも都合の良い時間に申し込める、手続きが比較的簡単でスピーディー、クレジットカード決済やコンビニ決済など、支払い方法の選択肢が多い傾向があります。
    • 注意点: 申込期間締切間際はアクセスが集中する可能性があります。入力内容に間違いがないか、送信前にしっかり確認しましょう。申込完了メールは必ず保存しておいてください。
  2. 郵送申込
    • ハングル能力検定協会の公式サイトから願書をダウンロード・印刷するか、ハングル協会に請求して願書を入手します。
    • 願書に必要事項を手書きで記入し、受験料の払込証を添付して、協会の指定する宛先へ郵送します。
    • メリット: インターネット環境がない方でも申し込めます。手書きで記入するため、じっくり内容を確認できます。
    • 注意点: 願書の入手や記入、郵送の手間がかかります。申込期間最終日の消印有効ですが、締切日をよく確認し、余裕を持って郵送したほうが良いでしょういでしょう。願書に不備があると受理されない可能性もあるため、記載漏れや誤字脱字がないか十分確認しましょう。

申込時に必要な情報

どちらの申込方法でも、主に以下のような情報が必要です。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス(インターネット申込の場合)
  • 受験希望級
  • 受験希望地
  • その他、アンケートなど

検定料

検定料は、単願(1つの級のみ受験)か併願(2つの級を同日に受験)かによって異なります。

検定料(単願)

1級10,000円2級7,000円
準2級6,300円3級5,300円
4級4,200円5級3,700円

検定料(併願)

1級、2級16,800円2級、準2級13,100円
準2級、3級11,100円3級、4級9,000円
4級、5級7,400円  
はな
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私の受ける2級は7,000円ですね。安くはないので、一度で合格できるようにしっかり勉強しないと…!

受験料の支払い

受験料は、申込方法によって支払い方法が異なります。

  • インターネット申込: クレジットカード、コンビニ、PayPay
  • 郵送申込: 郵便局での払込、銀行への払込

※ 申込期間、受験料、申込方法は回によって変更される可能性があります。必ずハングル能力検定協会公式サイトで最新の「試験要項」を確認してください。

ハン検2級の合格基準と合格率

合格基準

合格するためには、以下の両方の条件を満たす必要があります。

  • 100点満点中、合計で70点以上
  • 各科目(聞き取り・筆記)の必須得点をクリア
    • 聞き取り:40点満点中 16点以上
    • 筆記:60点満点中 30点以上

つまり、合計点が70点以上であっても、聞き取りが15点以下、または筆記が29点以下だった場合は、不合格となります。どちらかの科目が極端に苦手、ということがないように、バランスよく対策を進めることが重要です。

合格率

ハングル検定2級の合格率は、例年20%台後半から30%台前半で推移しています。決して高い合格率ではありませんが、これはしっかり準備をしていない受験者も含まれるため、適切な対策と努力をすれば十分に合格が狙える数字です。

参考までに、第62回(2024年秋季)の合格率を見てみましょう。

第62回 出願者・受験者・合格者数など
 出願者
(人)
受験者
(人)
合格者
(人)
合格率累計出願者数
(1回~62回)
累計受験者数
(1回~62回)
累計合格者数
(1回~62回)
1級1131001414.0%5,7475,227605
2 級46038912732.6%28,62725,4833,966
準2級1,3541,18750642.6%71,14163,96121,450
3級3,0162,6851,60459.7%134,388119,47466,375
4級3,4092,9302,04469.8%160,525142,029104,993
5級3,2212,7372,26582.8%146,127129,260105,119
合計11,57310,0286,56065.4%547,498486,306302,594

(データ出典:ハングル能力検定協会公式サイト)

このデータからも、2級が準2級以下の級と比較して難易度が高く、しっかりとした対策が必要なことが分かります。

ハン検2級 試験の出題傾向

試験時間や合格基準を理解したところで、次に具体的にどのような問題が出題されるのか、出題傾向を見ていきましょう。

試験時間・形式

2級は、筆記試験(聞取含む)のみです。2級までは面接はありません。

  • 試験時間: 110分(聞き取り試験 30分、筆記試験80分)
  • 形式: マークシート方式(設問は韓国・朝鮮語)

試験科目・配点

ハングル検定2級の試験は、聞き取りと筆記の2つの科目で構成されます。配点は以下の通りです。(※配点は変更される可能性もあります)

科目問題番号問題タイプ配点/問問題数セクション配点
聞き取り聞1一致2点3問6点
(40点満点)聞2応答2点3問6点
聞3一致2点3問6点
聞4一致2点3問6点
聞5一致2点2問4点
聞6一致2点2問4点
聞7翻訳2点4問8点
筆記筆1語彙1点10問10点
(60点満点)筆2文法1点4問4点
筆3置換1点4問4点
筆4文法1点4問4点
筆5表現1点3問3点
筆6誤用1点2問2点
筆7共通2点2問4点
筆8表記1点3問3点
筆9応答1点4問4点
筆10読解1点2問2点
筆11読解2点2問4点
筆12読解2点2問4点
筆13翻訳1点4問4点
筆14翻訳2点4問8点

まとめ:ハン検2級合格への道は始まったばかり!

今回は、ハングル能力検定試験2級の基本情報として、試験日程、申込方法、難易度、合格基準、そして出題傾向をまとめてみました。

やはり「上級」という位置づけだけあって、幅広い知識と運用能力が求められる、やりがいのある試験だと改めて感じました。合格率を見ても、しっかりとした対策なしには合格できないことが分かります。

この程度では、まだまだ「敵を知る」の第一段階。これから具体的にどのような対策が必要なのか、さらに深く分析していきたいと思います。

第2弾の記事では、特に難易度が高いと言われる「聞き取り問題」を徹底分析してみる予定です!

ハングル検定2級合格目指して、私と一緒に화이팅(ファイティン)しましょう!

【ハングル能力検定協会公式サイトはこちら】

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