皆さん、안녕하세요!韓国語学習、楽しんでいますか?
今回は、韓国語のことわざを5個を厳選し、その意味、由来、使い方を会話でご紹介します!
特に、日本語にはない表現、または日本語のことわざとは少しニュアンスが異なるものを集めました。
ことわざは、韓国の文化や価値観、そして言葉の面白さがギュッと詰まった宝箱。
ぜひ、お気に入りのことわざを見つけて、会話や文章で使ってみてくださいね!
1. 개 꼬리 삼 년 두어도 황모 못 된다 (犬の尻尾は三年置いても黄毛にはならない)
意味: 生まれつきの悪い性質は簡単には変わらない。
由来: 犬の毛をいくら加工しても、最高級の筆(黄毛筆: イタチの毛で作られた筆)にはならないことから。
会話例:


解説:
「黄毛筆(황모필)」は、イタチの尻尾の毛で作られた最高級の筆のこと。質の良い毛を選んで韓紙で巻き、煙突の下で長期間燻蒸することで、油分が抜けて墨の含みが良くなる、まさに職人技の結晶✨。しかし、犬の毛では、いくら頑張っても同じ品質にはなりません。このことから、「生まれ持った性質は簡単には変わらない」という意味のことわざとして使われるようになりました。
近い意味のことわざに「雀百まで踊り忘れず」「三つ子の魂百まで」がありますが、動物(犬)と具体的な物(黄毛筆)を対比させている点がユニークですね。
2. 꿩 대신 닭 (雉の代わりに鶏)
意味: 良いものが手に入らない時、似たようなもので代用すること。
由来: 雉(キジ)は貴重な食材で、手に入りにくい。そのため、꿩(キジ)の代わりに닭(鶏)で料理を作ったことから。
会話例:


解説:
꿩(キジ)は、古くから韓国で食用とされてきた鳥ですが、捕獲が難しく、貴重な食材でした。そこで、より手に入りやすい닭(鶏)で代用することが一般的になり、このことわざが生まれました。「꿩(キジ)」と「닭(鶏)」の音が似ていることも、言葉遊びの要素として面白いですね。
無くて七癖: 必要なものが無い時に、代わりのもので間に合わせる
妥協: 理想通りではないが、ある程度で満足すること。
急場しのぎ: その場を何とか切り抜けるために、間に合わせの手段をとること。
3. 누워서 떡 먹기 (寝て餅を食う)
意味: 非常に簡単なこと。
由来: 寝転がったままでも餅を食べられるくらい簡単、ということから。
会話例:



解説:
누워서(寝転がって) 떡(餅)を 먹기(食べること)は、誰でもできる簡単なこと。このことから、「非常に簡単」「朝飯前」という意味で使われます。
日本語の「朝飯前」や「楽勝」に近いですが、「寝転がって」という具体的な動作が入っているのが特徴です。
4. 말은 제주도로 보내고 사람은 한양으로 보내라 (馬は済州島へ、人は漢陽へ送れ)
意味: 良い馬は済州島で育て、人は都(漢陽=ソウル)で学ぶのが良いということ。それぞれの場所に適した育成法があるという意味。
由来: 済州島は馬の産地として有名であり、漢陽(現在のソウル)は政治・文化の中心地であったことから。
会話例:


解説:
済州島(제주도)は、古くから良質な馬の産地として知られています。一方、漢陽(한양)は朝鮮王朝時代の首都であり、現在のソウル。政治、文化、教育の中心地でした。このことわざは、馬は済州島で育てるのが良く、人は漢陽で教育を受けるのが良い、という意味です。転じて、それぞれの特性に合わせて、最適な環境を選ぶべきだ、という教訓としても使われます。
地の利を生かす: その土地の地理的条件をうまく利用すること。
水が合う: その土地や環境が、自分の性質に合っていること。
5. 제 버릇 개 줄까 (自分の癖を犬にあげられるか)
意味: 自分の悪い癖は、なかなか直せないということ。
由来: 文字通り、「自分の癖を犬にやれるか?(いや、やれない)」という意味から。
会話例:


解説:
「自分の悪い癖を、他人に(この場合は犬に)譲り渡すことはできない」という意味です。 自分の癖は、自分で直すしかない、ということを強調しています。
性懲りもなく: 何度失敗しても、懲りずに同じことを繰り返す様子。「性懲りもなく、また同じ失敗をした」
悪癖が抜けない: 悪い癖が直らない。「長年の悪癖が抜けず、苦労している」
染み付いた癖: 長い時間をかけて身についてしまった癖。「染み付いた癖は、なかなか直せない」
いかがでしたか?
今回は、日本語にはない、または日本語とは少しニュアンスの異なる韓国語の面白いことわざを10個ご紹介しました。
ことわざを覚えると、韓国語の表現力がグッと豊かになるだけでなく、韓国の文化や考え方にも触れることができます。
ぜひ、これらのことわざを覚えて、会話や文章で活用してみてくださいね!
それでは、다음(次)の記事もお楽しみに!